バラの香りの分類
バラの香りには種類があるのです。その数7種類。
■ダマスク・クラッシック
古典的なバラの香り。
ダマスクやケンティフォリアの濃厚な甘さと、
ガリカ系の華やかさを併せ持っている。
一般的なバラの香水はこの香りに近い。
(例)芳純 ティファニー イブピアッチェ
プリンセス・ミチコ
香久山 フレグラント・アプリコット
■ダマスク・モダン
ダマスク・クラッシックの香りを受け継ぎながらも、
情熱的で洗練された香りを放つ。
ダマスク・クラッシックとは含有成分の比率が違うので
香りの質も異なって感じられる。
(例)クリムゾン・グローリー パパ・メイアン
ラ・フランス ザ・ダークレディ ザ・プリンス
リーク かおり ドラマチックレイン オクラホマ
■スパイシー系
スパイシーな香りが特徴。
ダマスク・クラッシックの香りが基調だが
ハーブの一種、クローブの刺激的な香りがやや強く感じられる。
(例)ハマナス系 粉粧楼 アンジェラ
■ティー系の香り
上品で優雅な印象の紅茶の香り。
モダンローズの多くがこの香りを持つ。
(例)ガーデンパーティ 天津乙女 ペルディータ
ジャンヌダルク キャラメルアンティーク ディオラマ
■ブルー系の香り
「青バラ」系の品種のほとんどが持つ香り。
主としてダマスク・モダンの香り成分とティーの
香り成分が混在し、他にはない独特の香り。
(例)シャルル・ドゴール ブルー・ムーン
ミスティパープル ミスティ・パープル
■フルーティー系の香り
ピーチやアプリコット、アップルに近い果物の様なフルーティな香り。
ダマスク系が変化した成分を多く含み、
ティーの特徴成分が色々なバランスで交じり合った香り。
(例)マリア・カラス ダブル・ディライト
シャリファアスマ ロイヤル・プリンセス
■ミルラ系の香り
香料や薬用に用いられたミルラの香りに似ている。
モダンローズとオールドローズの交配で生まれた
イングリッシュローズに多く、
独特な香りでハーブの一種アニスのようなの甘さを含む。
アニスは、ハーブの一種。
種子は焼き菓子の風味付けなどに広く使われる。
(例)アンブリッジローズ セプタードアイル 羽衣
ワイフ・オブ・バス シェドゥーブル
アンジェリーク・ロマンティカ セント・セシリア
ジュード・ジ・アブスキュア